風とマンダラ(1)はどうなの?

風とマンダラ(1)

談志師匠、本当にありがとうございます。
あの立川談志23番目の弟子が、師への愛と感動を綴る大上達漫画。
なお、ハンカチを3枚は用意してください。
滅私奉公は死なず。
落語界の伝統と厳しい掟の下に、ただひたすら耐える著者たち。
それが前座である。
年中無休にしてほとんど無給。
今日も明日も保証のない、過酷で無情な現実だけが彼のすべてだ!上司は読むな、部下は読め! 漫画界では一応先生。
落語界では最下層。
日々是天国と地獄を生きる男の、汗と涙のドキュメント。
不景気を呪う前に読め! 出世をあきらめる前に読め! リストラ世代必読の、これぞ究極のビジネスバイブル!「タカヒロ、バカは死んでもなおらんらしいぞ。
」はるか天国より御推薦!? 愛するじいちゃんに捧げる第4巻。
おびただしい借金を重ね、貧窮のどん底にあえぐ米沢藩。
一汁一菜をもちい、藩主みずから木綿を着て、藩政たてなおしに智恵をしぼり、心血をそそいだ上杉鷹山と執政たち。
しかし容赦なく襲いかかる旱魃(かんばつ)、凶作。
貧窮のなかに対立する家中。
政治とは、民を富まし、しあわせな日々の暮しをあたえることにほかならない。
藤沢さんが読者にのこした遺書とでもいうべきこの長篇小説は、無私に殉じたひとびとの、類いなくうつくしい物語である。
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