おかみさん(16)

運動生理学の専門家・マリアンが、相撲の勉強をするためにやって来た。
稽古を見るうちに、トレーニングの方法に疑問を持った彼女は、逆波に独自のトレーニングメニューを渡すが…。
エネルギッシュな土地・大阪でおこなわれる春場所を楽しみにしている力士が多いのに、初音は苦手であった。
負けが続いているうえ、タニマチには強引に誘われる…。
初音は元気を取り戻せるのか? はつ子が、妊娠した!? ただでさえ手のかかる力士達が山ほどいるのに、果たして安定した妊娠ライフを送ることができるのか?お腹の赤ちゃんのためにクーラーを使わなかったり、ジュースの飲み過ぎに気をつけているはつ子だったが、真夏日には暑くて暑くてたまらない…。
そしてついに、その日はやって来た! はつ子が母になった! 苦しいつわりも、真夏の暑さも乗り切った彼女の「女の土俵」をじっくりご覧あれ! 一方、もちろん男の土俵も燃えています! 気力体力大充実の逆波が、大関獲りに大ばく進! たちはだかる重圧、強敵に春日部屋は一体となって立ち向かう! その先頭に立つのは、当然、おかみさん。
千秋楽の巻!!(おかしい。
いつもとはちがうような……)居間へあがったとたんに、宗春は感じた。
独り暮しの、棲み慣れた家だから、どのように些細な変化、異常があっても、するどい宗春の勘のはたらきは、それを見逃すはずがない──。
はずみで家老の子息を斬殺してしまった宗春は、名を変え、身分を変えて江戸へ逃れたが、しだいに討手はせまる。
一方で、身を隠す暮しのうちに、宗春は人の情けと心意気を知った……。
円熟の筆で描く傑作長編時代小説。
武芸者たちの間で伝説化しつつある幻の小太刀。
一振りしたと見えて二振り、二振りしたと見えて三振りしているその殺人剣を、霞の小太刀と呼ぶ――。
ある男が山形屋の親分殺しを依頼された。
男は過去の記憶を失い、名前も自分の流儀もわからない「名無しの旅鴉」。
だが、この男こそ、霞の小太刀の使い手だったのだ! 金、女、酒…己の欲望のままに世を渡るアウトロー時代アクション!!頼まれた仕事は必ず果たす殺人請負人の旅鴉。
「カラス」と呼ばれるこの男は、幻の流儀・霞の小太刀の使い手なのだ。
過去の記憶をなくしているカラスは、懐かしさを感じて雪の降る山を登っていた。
そして雪に凍える中辿り着いた家で、カラスの過去を知る夫婦に出会う! 主人は過去の事を話したがらないのだが、カラスの過去になにがあったのか? そして、過去を知ったカラスは……。
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